
PixelにGrapheneOSを導入した
Pixel 8aを買ったので、セキュリティ特化のカスタムROMを導入して完全体Pixelにしました
GrapheneOSを3行で説明
- 純正ROMよりもセキュアなOS
- Google系サービスは入っていないが、サンドボックス内で動作するコントローラブルな物を後から簡単に導入可能
- FeliCa決済が一部使える
導入
予め開発者向けオプションを有効化してブートローダのアンロックを有効化しておき、fastbootモードでPixelを起動します
あとは公式のWebインストーラーをPCで操作していくだけです、手順通りにボタンをポチポチしていけばROM焼きが終わります
至って簡単ですね!昔のROM焼きはここまで楽じゃなかったので驚き・・・
ちなみにWebインストーラーはSafariでは使えません!Chromium系であれば大抵動作するようなので私はVivaldiで作業しました Chromeなんて入れてたまるかッ・・・
Google系サービスの導入
OSに最初から入っているApp Store内に、GrapheneOS用のPlayストアと開発者サービスがあるのでそれをダウンロードしてインストールするだけです
ちなみにPlayストアもサードパーティストアのような振る舞いをするので、最初はアプリのインストールにします 設定へ飛んで、Playストアからアプリをインストールできるように権限を与える必要があります
あとは、ダウンロード後に「インストールしますか?」とダイアログが出るので、そこでボタンを押さないとインストールが完了しません
このあたりは慣れが必要ですね
パスキーの動作
Playストアでのログイン時に、iPhoneを使ってパスキーによるログインを試した所アプリが落ちました

別のデバイスを用いたログインを行いたい場合、開発者サービスに「付近のデバイス」権限を付与する必要があります
権限を付与してからアプリを再起動した所、問題なくパスキー認証に成功しました
Discordログイン
Discordに限っては前述の対策を行ってもパスキーを使用することが出来ませんでした
また、代替でパスワードによるログインを試行した所、不審なアクセスと検知されてreCAPTCHAと思われる画面に遷移するのですが、そこでは何も表示されずログインに失敗してしまいました
結果的にはVPNを切ることで解決しました
DiscordはGoogle系サービスに強く依存した設計になっていると思われ、GrapheneOSに最適化された開発者サービスとは相性が良くないようです
アプリの一覧取得
1.1.1.1のアプリでWARPを使用するとPlayストアにアクセスした際にブロックされます(恐らく大抵のVPN系サービスがブロックされます)
この場合Playストアをトンネリングから除外するよう設定すればブロックを回避できますが、GrapheneOSの仕様のせいかアプリ一覧が取得できず、この設定ができません
大抵は権限付与で何とかなっていたのですがコレについては解決できなかったので、代替としてドメインを指定してトンネリングを除外するようにしました
google.com
googleapis.com
gstatic.com
accounts.google.com
今のところは、以上の項目を追加することでPlayストアに問題なくアクセス出来ています
FeliCa系サービスの導入
PlayストアからFeliCaのアプリを導入することで、一部機能を利用することが出来ます
最初に躓くのは初期設定時のGoogleアカウントでのログインですが、設定の「パスワードとアカウント」で「優先するサービス」をGoogleに設定することでログイン出来るようになります

その後、PASMOアプリでカードを新規発行し、問題なく改札を通過できることを確認しました
ちなみにSuicaは会員登録を求められるのでPASMOをおすすめします PASMOなら、発行自体は会員登録不要で出来ます
チャージを駅の券売機やセブン銀行で行い、物理カードのように使うだけならこれだけで済みます
最近のJR東日本はテック企業面してくるので気に食わない方はPASMOにしましょう

なおGoogleウォレットに依存するサービスの利用は難しそうです
タッチ決済が欲しかったのでVISAの登録を試しましたが蹴られてしまいました
代替としてメルペイのiDを登録しました こちらはGoogleウォレットに依存しないシステムのようで上手くいきました
個人的感想
一部アプリで相性問題が発生しますが、純正ROMに比べてコントローラブルなので使っていて気持ちが良いです
純正ROMはGoogle系の消せないアプリが入っていたり、頼んでもない新機能の通知がいきなり飛んできたりして不快でした 最初は純正ROMで様子見しようと思っていましたが、48時間も保ちませんでした
GrapheneOSにはデフォルトアプリが数えるほどしか入っておらず、Google系サービスを導入する場合もPlayストアと開発者サービスの2つを導入するだけで良いため、端末内をミニマルでクリーンな環境に保つことが出来ます
Pixelは一見するとGoogleの「檻」のようですが、ブートローダが簡単にアンロックできてツールも充実しているあたり、一番自由なAndroid端末とも言えますね
まさか2026年にもなって端末を改造することになるとは・・・最近はAppleのエコシステムにどっぷり浸かっていましたがAndroid愛が再燃しそうです
アディオス〜〜